人は、一人では生きていけない
未来安心プロジェクトのマーケティングプロデューサー、宮本真愿です。
「人とのつながりは大切です」
そんな言葉を聞くと「それは分かっている」
そう思われる方も多いかもしれません。
でも、50代を過ぎると、この言葉の意味が少し変わってくるように感じます。
若い頃は、仕事仲間がいて、子どもの学校関係があって、地域のつながりがあって、自然と人との接点がありました。
ところが人生後半になると、退職や子どもの独立、親の介護や見送りなどをきっかけに、人との関わり方が少しずつ変わっていきます。
だからこそ、これからの人生では「どれだけ多くの人とつながっているか」よりも「どんな人とつながっているか」のほうが大切になってくるのではないでしょうか。
「頼れる人」より「話せる人」
未来安心プロジェクトに関わるようになって、僕がとても印象に残っていることがあります。
それは、はるみさんが何度も口にされる「安心して本音を話せる場所をつくりたい」という言葉です。
最初は「なるほど、素敵な言葉だな」くらいに思っていました。
でも、活動をご一緒する中で、この言葉の重みを少しずつ理解できるようになりました。
人は、困った時に助けてもらえる人ももちろん大切です。
でも実は、その前の段階で…
「実は少し不安なんだよね」
「こんなことを考えているんだ」
そう話せる相手がいることのほうが、もっと大きな安心につながるのではないかと思うのです。
強い人ほど、一人で抱え込んでしまう
僕自身、これまで仕事柄、多くの経営者や個人事業主の方と接してきました。
そこで感じるのは、責任感が強い人ほど「自分で何とかしよう」と頑張りすぎる傾向があるということです。
「こんなこと相談したら迷惑かな」
「まだ大丈夫」
「自分で解決しよう」
そんなふうに思っているうちに、心の中に小さな不安が積み重なっていく。
これは男性にも女性にも共通しているように感じます。
でも、本音を話せる相手が一人いるだけで、人は驚くほど心が軽くなるものです。
答えをもらえなくてもいい。
アドバイスをしてもらえなくてもいい。
ただ「そうだったんですね」と受け止めてもらえるだけで、前を向けることがあります。
「家族だから話せる」とは限らない
意外に思われるかもしれませんが、人生後半の悩みは、家族だからこそ話しにくいことがあります。
- 子どもには心配をかけたくない
- 兄弟には迷惑をかけたくない
- 友人にも重い話はしたくない
だから、誰にも言えない。
そんな方も少なくありません。
だからこそ、家族でもない、他人でもない、安心して話せる「第三の居場所」が、これからますます必要になってくるのではないでしょうか。
人生後半は「競争」より「共創」
若い頃は、競争することも必要だったかもしれません。
でも50代以降は、誰かと比べるよりも、誰かと支え合うことのほうが、人生を豊かにしてくれるように感じます。
嬉しいことがあれば一緒に喜び、困ったことがあれば一緒に考える。
そんな関係があるだけで、未来への見え方は大きく変わります。
未来安心とは、一人で頑張ることではなく「一人じゃない」と思えることなのかもしれません。
人とのつながりが、未来の安心をつくる
未来安心プロジェクトには「安心の先に、希望がある」という言葉があります。
僕はこの言葉がとても好きです。
希望は、突然どこかからやってくるものではありません。
安心できる場所があり、安心して話せる人がいて「また会いたい」と思えるつながりがある。
そんな小さな積み重ねの先に、希望は育っていくのだと思います。
人生後半は、人とのご縁が、人生そのものを豊かにしてくれる時間です。
これから出会う人。これから深まるご縁。
そして、これから誰かに与えられる優しさ。
そんな未来を楽しみにしながら、一歩ずつ歩んでいけたら素敵ですね。
宮本 真愿
3つの未来を描くワーク
最後に「人とのつながり」について考えるための、3つの問いをご用意しました。
◆ ワーク①
あなたが「この人と話すと安心する」と思える人は誰ですか?
家族でも、友人でも、昔の知人でも構いません。
その人の顔を思い浮かべてみてください。
◆ ワーク②
最近、本音を話したのはいつですか?
もし思い出せなかったら「安心して話せる場所」を、これから一つ増やすことを考えてみませんか。
◆ ワーク③
これから出会いたい人は、どんな人ですか?
- 同じ価値観を持つ人。
- 一緒に笑える人。
- 人生について語り合える人。
そんなご縁を思い描くことも、未来安心じたくの大切な一歩です。
人とのつながりは、人生を豊かにするだけでなく、未来への安心を育ててくれます。
今日の小さな出会いが、数年後の大きな安心につながっているかもしれません。



コメント
コメント一覧 (2件)
とても素敵なテーマで安心のできる場所だと思いました
私はいつから、本音を話せなくなったのだろう
私はいつから、夜に声を出さずに叫び続けてきたのだろう
ただ、優しい言葉をかけてほしかっただけなのに
なんのために一緒にいるのか、わからない
こんな動けない身体でも、自立したいと思うほど不安だらけの毎日を送っている
miraiさん、コメントありがとうございます。
そして昨夜は体調が大変な中、会議にご参加いただきましてありがとうございました。
きっと、この数行では書ききれないくらい、これまでいろんなことを飲み込んでこられたのだと思います。
「ただ、優しい言葉をかけてほしかっただけなのに」
本当に、そうなんですよね。
人間って、何か特別なことをしてほしいわけじゃないと思います。
正論が欲しいわけでも、立派なアドバイスが欲しいわけでもありません。
ただ、「そうだったんだね」「しんどかったね」「ちゃんと聞いてるよ」と、そんな一言が欲しい夜もあると思います。
そして「こんな動けない身体でも、自立したい」という言葉も、とても心に残りました。
そこには不安だけではなく、miraiさんの中にまだ消えていない「自分の人生を生きたい」という気持ちもあるように、僕には感じられました。
もちろん、僕にはmiraiさんがこれまで経験してこられたことのすべては分かりません。
だから、簡単に「大丈夫ですよ」とも言えません。
でも少なくとも、今回こうして本音を書いてくださったこと。
それは、とても大切な一歩だったのではないかと思います。
未来安心会議も、誰かが誰かに立派な答えを教える場所ではなく「こんなこと言ってもいいのかな」ということまで安心して言える場所でありたいと思っています。
未来について話す場所なのに、ときどき過去の話ばかりしていますし(笑)
でも、それでいいんです。
過去も現在も抱えたまま、一緒に未来を考える場所にしていきたいと思っています。
勇気を出して、ここまでの気持ちを言葉にしてくださって、本当にありがとうございました。